<バレーボール:ロンドン五輪世界最終予選兼アジア予選女子大会>◇2日目◇20日◇東京体育館

 世界ランキング3位の日本がストレート勝ちで、同28位の台湾を下し、2連勝で勝ち点6とした。第1セット、第2セットとも序盤は一進一退の展開から、サーブで相手を崩して突き放し、25-16、25-13、25-14の1時間20分で料理した。

 エース木村沙織(25=東レ)は「まずしっかりと1勝出来て本当によかった。もったいないミスもあったが、サーブでリズムがつくれた」と、サービスエース3本などチーム最多の21点を挙げた。主将の荒木絵里香(27=東レ)もチーム最多のブロック4本を決め「もっと出てもよかった」と話し、チームの両輪が波に乗ってきた。

 初代表の28歳、平井香菜子(久光製薬)が代表デビューでいきなりスパイクを決めるなど3得点。新鍋理沙(21=久光製薬)も4点を挙げ、この日は全員がコートに立った。真鍋政義監督(48)は「あと5試合あるので、この試合で全員を使うと決めていた。この勝利は大きい」と、目標の「首位でロンドン五輪出場権」へ手応えをつかんだ。

 日本は22日に世界12位のタイ、23日に同13位の韓国のアジア勢と対戦する。