世界カーリング選手権(3月22~30日、カナダ・バーノン)に出場する女子日本代表のチーム青森が4日、青森市スポーツ会館で公開練習を行った。8日からは長野・軽井沢で合宿し、14日にカナダへ出発する。メンバーは練習後、世界選手権の上位入賞を誓い、新しい進路が決まった選手はその抱負も語った。

 1月21日に正式加入が決まった最も新しいメンバーの近江谷杏菜(18)は、1日に北海道・網走南ケ丘高校の卒業式に出席し、翌2日に青森市に転居したばかり。4月からは青森市役所の職員となる。「迷わず青森に来ることを決心した。カーリングをやらせてもらうことに感謝し、市民の人たちにカーリングをさらに普及させたい」と話した。

 世界選手権へ向けて近江谷は「リザーブで試合に出る機会はないかもしれないけど、しっかり見て勉強したい」と話した。父・好幸さん(49=北見市教委)は長野五輪出場のサラブレッド。「バンクーバー五輪に出てチームに貢献したい」と、カーリング初の親子2代五輪出場を目指す。高校NO・1から日本のトップチームへ-。逸材の加入は、チーム青森をさらに活性化させそうだ。【北村宏平】