「オグシオ」フィーバーのファイナルは札幌!

 27、28日に札幌・道立総合体育センター(きたえーる)で行われるバドミントン日本リーグ今季最終節2戦に、ペアを解消した三洋電機の小椋久美子、潮田玲子(ともに25)が参戦する。28日のチケットは11月下旬に完売。27日分も残りわずかという人気ぶりで、関係者はオグシオ対策に追われている。

 2人が所属する三洋電機は、23日の広島ガス戦に勝てばリーグ5戦全勝。同じ5戦全勝で札幌2連戦に参戦するNEC

 SKYと、28日の今季最終戦で激突する。NEC

 SKYには北京五輪8強のオグシオの上をいった4強の「スエマエ」こと末綱聡子(27)、前田美順(みゆき、23)がいる。11月の全日本総合5連覇を最後にペアを解消したオグシオだが、優勝争いが最終日にもつれた場合、再結成される可能性があるのだ。

 大会事務局である札幌バドミントン協会には問い合わせが殺到。現在、1日30~40件ほどの電話が入っているという。同協会の平山三城副会長(60)は「28日分はネットのオークションでも高額取引されていたようです。完売はもちろん、こんなに売れるのも初めて」と驚き顔で、28日は1人でも多くのファンに見てもらえるよう、前売り券でキャンセルされた分は当日券として会場で販売を予定している。

 オグシオの“北海道上陸”は、昨年7月に札幌で行われた全日本実業団以来となる。当時も同じ会場に2000人が集まったが、今回は超満員4300人動員が確実なだけに、警備員は8人の予定を19人に増員した。バドミントンでは恒例の公式戦地方開催時のファン交流イベントも、混乱を避けるため自粛する方向。08年の日本を沸かせた2人は、札幌で最高のフィナーレを迎えそうだ。