<全日本バレーボール選手権:トヨタ車体3-0パイオニア>◇23日◇男女決勝◇川崎市・とどろきアリーナ

 女子のパイオニア(山形)はストレートでトヨタ車体(愛知)に敗れ、3年ぶり3度目の優勝を逃した。サーブレシーブが乱れ、立ち上がりにまさかの11連続失点。最後まで流れを変えられずに完敗し、創部30年目の節目の年の瀬を優勝で飾ることができなかった。現在V・プレミアリーグ6位のチームは、新年1月10日に再開する第2レグからの巻き返しを図る。

 今大会出場、女子489チームの頂上決戦。パイオニアは、3年ぶりの“好機”をものにできなかった。第3セットは20-23からレフト栗原のバックアタックがネットにつかまり万事休す。続くハニーフの左クロスも大きく外れ、6日のリーグ戦でフルセット勝ちした相手に初優勝を献上した。今季初のストレート負け。08年最後の公式戦を白星で飾れなかった吉田監督は「完敗でした。(準決勝までは)自信につながったと思っていたが、それを全部打ち砕かれた」と厳しい表情で振り返った。

 立ち上がりがすべてだった。ハニーフのバックアタックで先制。波に乗るかと思われたが、相手サーブにレシーブを乱され、11連続失点。その間、セッター内田が左足首ねんざで負傷退場するアクシデントに見舞われた。相手胴上げを見せつけられたセンター庄司主将は「勝負以前の問題で、悔しい思いです」。栗原は「相手のサーブに崩されて淡泊な試合をしてしまった」と肩を落とした。

 だが、沈んでばかりではいられない。チームは例年どおり、正月返上で戦国リーグ再開に備える。吉田監督は「気持ちを切り替えて臨みたい」と立て直しを誓った。【佐々木雄高】