フィギュアでもLAで白熱した“日韓対決”が繰り広げられる。女子フィギュアスケートの浅田真央(18=中京大中京高)が23日、24日(日本時間25日)開幕の世界選手権の開催地ロサンゼルスへ出発した。成田空港の航空機事故により、急きょ出発が関西空港に変更されたが、出発前に同じLAで開催されているWBC準決勝の日本-米国戦をテレビ観戦し「パワーをもらった」と闘志満々。野球が日韓決戦なら、こちらの最大のライバルも韓国の金妍児(18)。日韓戦を制し、日本人初の大会2連覇を目指す。

 しっかりと前を見つめた瞳の奥は、自信に満ちていた。背筋をピンと伸ばして関西空港内で会見に臨んだ浅田は、日本人では誰も達成したことのない大会2連覇への意気込みを語った。

 浅田

 自分も大きな大会で連覇を成し遂げたことがないので、2連覇は頭の中に入っています。そのためには自分の演技をしっかりとミスなくこなすことが一番だと思います。

 野球のWBCが開催されているのと同じロサンゼルスが舞台になる。浅田が滑るリンクとスタジアムは車で5分の距離。出発前にはWBCの日本-米国戦をテレビ観戦した。同じ愛知県出身のイチローとも面識があるため「自分もパワーをもらっています。頑張って欲しいし、自分も頑張らないといけない。イチローさんが素晴らしいプレーをするので。自分もあこがれている人」と刺激を受けた。

 WBCの決勝戦が日韓対決なら、浅田の最大のライバルも韓国の金妍児になる。さらに両者とも同じLAの日韓決戦で、2連覇を目指している。韓国では2月の4大陸選手権(カナダ)の公式練習で金が「日本選手に練習を邪魔された」と発言したという報道が過熱しているが、浅田は困惑しながらも「(体が)当たったことはないです。ほかの人がジャンプする時には自然によけることが頭には入っていますから」と妨害行為を否定した。

 準備も整った。当初は成田から出発する予定だったが、貨物機の炎上事故で急きょ関空に変更。それでも時差ボケ対策のために早朝6時から練習をしていた影響で、早めに予定変更の知らせを受け、スムーズに移動することができた。ショートプログラムは現地時間27日スタート。「まだ時間はあるので調子を落とさず、もっと上げていきたい」と浅田。サムライジャパンも、浅田も、LAで最高の輝きを放つ。【益子浩一】