遅咲きの花・嶋原清子(32=セカンドウィンドAC)が、ハマの初代女王を狙う。第1回横浜国際女子マラソンは、15日午後0時10分にスタート。選手の記者会見が13日、横浜市のホテルで行われ、嶋原は記録よりも優勝にこだわる姿勢を示した。8月の北海道マラソンでは32歳で自己ベストを更新するなど、三十路(みそじ)を越えてからの成長を披露する。

 嶋原は「いいタイムの方がいいですけど、それよりも1番を目指して走りたい」と、初代女王を狙う。8月の北海道マラソンは、自己ベストを1分4秒縮める日本歴代19位の2時間25分10秒で優勝したが、歴代上位18人には、32歳以上で自己記録を出した選手はいない。昨年12月のホノルル優勝以来、1年間で4レース目。故障なく練習できることが強さの一因だ。「北海道マラソンの前と同じような練習が積めている」と、自然体で、スタートラインに立つ。