<bjリーグ:浜松・東三河フェニックス86-70富山グラウジーズ>◇26日◇静岡・浜松アリーナ◇第19戦

 東地区首位を独走する浜松・東三河フェニックスが、86-70で富山グラウジーズに快勝した。新外国人センターのアシュリー・パーハム(26=米国)が、2本のダンクシュートを含む12得点9リバウンドと活躍。風邪気味のエース、ウェンデル・ホワイト(25)も24得点と実力を発揮し、今季最後のホーム2連戦初戦を危なげなく制した。

 進化を続けるフェニックスに206センチ、115キロの強いセンターが加わった。ゴール下の密集をかき分けて豪快なダンクを決め、リバウンドを拾いまくった。10本放ったフリースローは4本しか決められなかったが「かなりいい仕事ができたと思う。もっと練習して勝利に貢献したい」とほっとした表情で日本デビューを振り返った。

 日本人エースの岡田慎吾(26)が、右足首を痛め欠場したが、代わって昨季まで富山に在籍していた太田和利(27)も思い切りよいシュートで13得点を挙げる活躍。大口真洋主将(33)も12得点と気を吐いた。中村和雄ヘッドコーチ(69)は「みなさんとよい年を迎えるため、明日も頑張ります」。珍しく満面の笑みで、27日の年内最終戦勝利を誓った。【大石健司】