レスリングの世界選手権(9月、トルコ・イスタンブール)に臨む男子日本代表が26日、長野・菅平での強化合宿を公開した。テーマは「根性」で、88年ソウル五輪フリー52キロ級金メダリストの佐藤満・男子強化委員長(49)が、当時の特訓メニューで選手を追い込んだ。約1キロのゲレンデを4分以内に走る練習では、1人が1秒遅れると、容赦なくもう1本走らせた。坂道ダッシュ計25本の後に、2人をおんぶするなど過酷な補強トレも。「当時より厳しいかもしれないが、これで勝てるんだと思ってやっている」と佐藤委員長。グレコ55キロ級代表の長谷川は「金メダリストのおっしゃることですから」と歯を食いしばった。