覚せい剤を使用したとして、警視庁新宿署は18日までに、覚せい剤取締法違反の疑いで、体操元五輪選手岡崎聡子容疑者(52=東京杉並区)を逮捕した。

 新宿署によると、岡崎容疑者は「今はやっていない」と否認しているという。逮捕容疑は今月、覚せい剤を使用した疑い。15日午前3時ごろ、東京都新宿区百人町の路上でパトロール中の警察官から職務質問を受け、尿検査の結果、覚せい剤の陽性反応が出た。

 岡崎容疑者は1995年5月以降、同法違反で5度の有罪判決を受けている。最初の逮捕時には、「体操選手時代からの腰の痛みをごまかすために、覚せい剤を使っていた」と供述していた。同年7月の判決公判で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けたが、同年8月に2回目の同法違反で逮捕されている。

 岡崎容疑者は最初の逮捕時に警察の家宅捜索で押収されずに自宅に残っていた覚せい剤や大麻をコインロッカーに隠しており、判決後にコインロッカーから取り出して使用したことにより懲役1年6月の実刑判決を受けた。その後も、00年、05年、09年と同法違反で有罪判決を受けていた。

 岡崎容疑者は高校在学中の1976年、15歳でモントリオール五輪に出場。体操引退後に、芸能界入り。婚約不履行騒動や失踪騒動などを経て、84年にファッションデザイナーと結婚。直後には妊娠ヌードを披露して話題となった。

 [2013年2月19日8時45分

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