国際ラグビーボード(IRB)は28日、ダブリンで理事会を開き、2015年と19年に行われるW杯開催地を決める。大会を運営する「W杯リミテッド」(RWCL)は15年大会をイングランド、19年大会は日本を推薦した。理事会ではこのセット案を採決にかけ、過半数の理事の賛成が得られれば、アジアで初のW杯が実現する。

 日本は11年大会招致でニュージーランドに敗れており、招致が実現すれば2度目の挑戦で悲願達成となる。

 日本ラグビー協会は競技の世界的普及のため、これまで伝統国・地域だけで行われてきたW杯のアジア開催を訴えてきた。

 RWCLの案が否決された場合は、推薦されなかったイタリアと南アフリカを加えた4協会を対象に再投票となる。イングランドは15年大会のみに、日本を含めた他の3協会は両大会に立候補している。