<水泳世界選手権:競泳>◇1日◇イタリア・ローマ

 男子50メートル背泳ぎ準決勝2組目に登場した古賀淳也(22=スウィン埼玉)が、24秒29の日本新記録を樹立した。自身が持っていた従来の記録を0秒16塗り替えた。この日午前の予選終了時点までの、従来の世界記録は24秒33。準決勝の古賀のタイムは、これを上回ったが、直前の準決勝1組目で、タンコックが24秒08まで塗り替えていたため、世界新とはならず。2人のレース順が入れ替わっていれば、一瞬ながら世界記録保持者となっていた形だ。それでも古賀は「はじめから53秒台を狙っていた。これで決勝で出すしかなくなった」と、世界新での金メダルに意欲的。指導する鈴木陽二コーチは「決勝はタンコックとの一騎打ちになる。勝算は7割」と、100メートルに続く2冠に自信をのぞかせていた。