昨年夏場所を最後に現役を引退した元幕内潮丸(31=本名佐野元泰、静岡県出身、東関)の引退、年寄「東関」襲名披露大相撲が31日、東京・両国国技館で行われた。

 断髪式では、かつて付け人をした元横綱の曙氏や横綱朝青龍ら約260人がはさみを入れた。最後に入門時の師匠で先代東関親方(元関脇高見山)の渡辺大五郎氏が大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。東関親方は「先代に少しでも近づけるよう、一生懸命頑張ります」と涙ながらにあいさつした。

 東関親方は1994年春場所初土俵。2002年秋場所で新入幕となり、最高位は前頭10枚目。先代の定年に伴い、昨年6月に部屋を継承した。(共同)