日本相撲協会は22日、東日本大震災の被災者支援の街頭募金を24、25日に東京都内の計3カ所で実施すると発表した。

 街頭に立つのは、三役以上を中心とした幕内力士で、1カ所につき5人程度。24日は2カ所で、午後1時からの2時間は渋谷駅モヤイ像前、午後3時から3時間はJR錦糸町駅の南口と北口のロータリー付近で実施。25日は松坂屋上野店で午後3時から3時間行う。

 同協会の二所ノ関広報部長(62=元関脇金剛)は「これで各部屋がいろいろな募金活動ができるようになると思う」と話した。

 また地震や原発事故の影響で、外国出身力士から出ている帰国希望を相撲協会が認めていないことに、同広報部長は「状況が変われば、違う対応をしないといけないかもしれない」と話した。グルジア出身の十両黒海(30=追手風)は帰国の意向を示していたが、関係者によると翻意したという。