小結に返り咲いた25歳の栃煌山は26日、東京都墨田区の春日野部屋で再入幕の栃乃若らと28番の申し合いをこなし「来年は口だけではなく、大関に上がるということを真剣に考えていく」と意欲満々に話した。

 普段は控えめな男が珍しく貪欲な発言。同期生でライバルの関脇豪栄道が大関の座に近づきつつあるのが刺激になっているようだ。

 先場所は10勝を挙げ「三役から落ちたくないというのではなく、上に上がるという気持ちで相撲を取る」と熱い言葉を並べた。