大相撲の名古屋場所(7月13日初日、愛知県体育館)の番付発表が30日に行われた。

 夏場所で13勝した大関稀勢の里(27=田子ノ浦)は愛知・長久手市内の宿舎で会見し「気負わず、普通にやれれば一番いい。何回も何回も、いろんな経験をさせてもらっているので、その経験を生かしたい」と意気込みを語った。

 夏場所を振り返り「自分でも納得した相撲が何番かあった。少しずつ脳と体で、やっていることが昨年、おととしよりも一致してきた」と手応えを明かした。悲願の初優勝へ、白鵬ら横綱を倒さなければならないことは重々承知している。「今年に入って、一番強い横綱(白鵬)に勝っていない。いろんな意味で充実させていきたい」と意欲を示した。