日本相撲協会を所管する文部科学省は29日までに、日本相撲協会に対し、朝青龍の「泥酔暴行騒動」の詳細な事実関係を調査するように指示した。文科省スポーツ競技課によると「報道が出た28日に事実関係がどうなのか報告してほしいと要請した」と説明した。

 川端達夫文科相は、この日の閣議後の会見で「先般来、相撲協会では暴行による痛ましい事件を起こし、いろんな処分も行われている。事実とすれば極めて遺憾だ」と話した。場所中の騒動に「びっくりした。横綱の責任という観点から残念な行動という印象だ」と続け、最後に「協会が国技の責任を踏まえ、適切に対処してほしい」とあらためて訴えた。