野球賭博に関与していたとの上申書を提出していた時津風親方(36=元前頭時津海)は、「弟子の豊ノ島(26=時津風)ともどもご迷惑、ご心配をおかけして誠に申し訳ありません」とのコメントを発表した。この問題については、18日までに警視庁に事情説明済み。弟子を指導する立場の親方による関与が判明したのは、大嶽親方(元関脇貴闘力)に続いて2人目となった。

 17日は豊ノ島の関与が発覚したばかりで、師弟ぐるみでの賭博行為が疑われる。時津風部屋は、69連勝の大横綱双葉山が創設した伝統があり、「双葉山相撲道場」の看板も掲げられている。時津風親方は、07年6月に序ノ口力士暴行死事件によって先代師匠が解雇されたことを受け、同年10月に現役を引退して継承した。出直しを誓ったはずが、また不祥事が発覚した。