ひよの山が相撲と歌舞伎の懸け橋になる。日本相撲協会のゆるキャラ「ひよの山」が20日、外回り営業に出発した。来年1月3~27日まで行われる新春歌舞伎公演「夢市男達競」が行われる国立劇場へ向かった。同公演は初代横綱の明石志賀之助を命がけで守った、夢の市郎兵衛の活躍を描いたもの。相撲が題材とあり、ひよの山と歌舞伎界のゆるキャラ「くろごちゃん」が1月4~6日まで劇場の出入り口で来場者を出迎える。加えて十両呼び出し利樹之丞も寄せ太鼓を披露する。車に乗り込む直前、ひよの山は「全身全霊で頑張ります」と力強く宣言した。人間国宝で横綱審議委員会の沢村田之助が行司役で出演する予定。