横綱白鵬(28=宮城野)主催の「第4回白鵬杯」が2日、東京・両国国技館で初開催された。現役力士の冠で国技館を使用するのは09年8月の「朝青龍杯」以来。「子どもたちが私と同じ土俵に上がったのは私もうれしいし、彼らもいい思い出になってくれればいい」と笑顔を見せた。

 大相撲は個人戦だが「団体戦も面白い。やってみたい」と白鵬。大相撲選抜を問われると「自分は監督」。鶴竜、稀勢の里、豊ノ島、里山の多種多様な4人の後「あとは遠藤関」と若手のホープの名前を挙げた。

 今回はモンゴル、韓国に加え、中国の小中学生も招待し、国内外から566人が参加。日馬富士、鶴竜、豊ノ島ら15人の関取衆も訪れ、ゲーム企画などで盛り上げた。来年は米国、コロンビアや、エストニアなどからの参加も検討している。「死ぬまで続けたい。世界に相撲が広がってくれればうれしい。それが夢」と願った。