大相撲の関脇逸ノ城(21)が23日、埼玉・草加市の追手風部屋で2日連続の出稽古を行った。前日に5勝9敗と負け越した幕内遠藤(24)との取組では、迫力満点の相撲で8勝1敗と巻き返した。

 遠藤は冷静に来場所を見据えた。逸ノ城との稽古では圧倒されたかに見えたが「昨日変な感じで当たったので…それどころじゃなかった」と首をさすりながら苦笑いした。今日24日の番付発表では、幕内上位が確実。「上位とやる前から課題は分かっていた。1つずつ克服して成長したい。上位で通用する相撲を取りたい」と気を引き締めていた。