4年ぶりに復帰した巨人原辰徳監督(60)が30日、第3次政権初勝利を飾った。開幕スタメンから外したアレックス・ゲレーロ外野手(32)が「6番左翼」と3安打4打点と大活躍。日刊スポーツ評論家の篠塚和典氏(61)はクリーンアップの直後に控えるゲレーロの活躍が、打線を機能させると分析した。

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巨人の6番ゲレーロがチャンスをものにした。4回の第2打席では内角に入ってくる床田のスライダーを振り切って左翼線に落とし、6回の第3打席はヘルウェグの真ん中シュート回転の球を中前へ運んだ。もともとブンブン振るタイプで、相手に「甘いところに投げたら怖い」と再認識させたのは大きい。前日の開幕戦もスタメンで出たかっただろうし、その思いを胸に良い場面で活躍した。これから気分的にも乗ってくるだろう。

第3打席は一塁が空いていて敬遠される可能性もあった。歩かせた後の7番中島に代打を出されることを嫌って広島は勝負に出たのかもしれないが、その勝負に勝ったことはゲレーロ本人、そしてチームにとって明るい材料だ。巨人打線は1番吉川尚、2番坂本勇の出塁はある程度見込める。その後のクリーンアップがマークにあっても、続く6番ゲレーロが走者をかえせれば打線が機能する。

そのクリーンアップの一角、3番丸も3四球を選んでしっかり仕事をした。三振が多いのはやや気になるが、四球が得点につながっているのはチームに貢献できている証拠。まだ2試合。安打が出ていないことを考えすぎる必要はない。

チームとして少し気になったのは、試合前のフリー打撃だ。最後に打つ若手などは漫然とフライを打ち上げたり、何も考えずにバットを振っているように見えた。その日、自分が代打で出た時に対戦しそうな投手をイメージし「この投手はどういう打ち方をしたら確率が上がるのか」と考えて振らないと、本番の試合では確率が悪い。陽岱鋼の4回の右前打のように、コンパクトに強いライナーを逆方向に打つといった意識が必要なのではないか。(日刊スポーツ評論家)