阪神先発の藤浪晋太郎投手(26)は2勝目を逃した。4回2/3で102球を要して6安打5四死球4失点だった。

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藤浪はもったいない降板でした。その5回は2四球と1死球を許し、それが交代の引き金になった。制球に苦しんだ今までなら「たった2つの四球」で済まされた。しかし、ここから藤浪が勝っていくには反省すべきと言わざるを得ないでしょうね。

5回。先頭の大盛に四球をだしたのはありがちなことでした。代打曽根に三遊間を破られるヒットで二、三塁。続く羽月の投ゴロの間に1点が入ります。なおも1死三塁のピンチですが、それでも3点をリードしているわけです。

ぼくが強調したいのはここで3番堂林に四球をだしたことです。何度も言いますが、まだ3点リードしているのに、「抑えなければ」という気持ちが強過ぎたのか、妙な力みが感じられた。ゲーム展開を冷静に考えれば違った投球ができたはずです。

この堂林に対するこの回2つ目の四球がきっかけで、鈴木誠の二飛後、松山、ピレラに連続タイムリーを浴びてしまった。あそこの中盤を乗り切っていればベンチも「よしっ、これで藤浪はいける」と手応えをつかんだはずでした。

チームはシーズン折り返し地点にきて、9月から大型連戦が控えます。ストレートに球威があって、イニングをまかなうことのできる先発ピッチャーの存在は欠かせません。だからこそ藤浪には期待したいのです。(日刊スポーツ評論家)