野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は緒方孝市氏(56=日刊スポーツ評論家)。

----◇--◇----

阪神の優勝は完全に秒読み段階に入っている。「Xデー」は9月5日から7日の広島3連戦(甲子園)、それに続く9日から11日のDeNA3連戦(同)の頃だろうか。藤川監督の地元で胴上げが濃厚では、と見ている。

7月に入ってから阪神が見せつけている強さは、本当にチームの形が出来上がっている証明だろう。7月の最初から、ここに至るまで負け越したカードは実に7月の中日戦(甲子園)の一度だけ。選手はもちろん、通常ならチームにも調子の波、好不調はあるはずなのだが、まったくと言っていいぐらい、それを感じさせずに戦っている。

もっとも警戒していた「主力の故障」という部分でも大きなものはなかった。さらに唯一の弱点と見ていた「選手層の薄さ」についても、新たな顔ぶれを起用することで戦力を底上げし、シーズンを勝ち切ってきたのは見事だと思う。

ソフトバンクと日本ハムが激しい優勝争いを繰り広げるパ・リーグに比べ、優勝の行方は決定的になっているセ・リーグ。その状況にあって注目点はやはり2位争い、Aクラス入りだろう。ここで特に面白いと思うのが中日の存在だ。

長いシーズン、チームの形は次第に変化していくものだ。その中で中日は少しずつ強くなっていると感じる。投手を中心にした守備力はあるし、ここに細川やボスラー、チェイビスの両外国人がさらに機能していけば本当に3位に滑り込む可能性はある。そのモチベーションも、もっとも感じているチームのはずだ。

岡本が帰ってきた巨人もチームの様子は変わってきたし、村上が戻ったヤクルトも同じだ。この2人の離脱がなければシーズンも違うものになっていたとは思うが、それぞれ最終盤になってようやく整ってきたと言えるのではないか。

これからのラストの約30試合は、ここまでのシーズンとは違う戦いになるかもしれない。そこで各チームがどういう戦いをするのか。結果がどうなるか。注目すべき点だろう。これは優勝目前の阪神サイドからしても同じことだ。(日刊スポーツ評論家)

【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その1
【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その1
【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その2
【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その2
【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その3
【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その3
【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その4
【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その4