巨人の沖縄キャンプでは、室内練習場で阿部監督と話した。
先発ローテーションを、8人ぐらいのピッチャーでうまく回したいという意向だった。監督がいうように、チームの浮沈はここにかかっている。
先発候補の新外国人ウイットリー、ハワード、マタの3人がカギを握る。もっとも昨シーズン11勝で勝ち頭だった山崎が中心になって、戸郷も勝てるピッチャーとして復調することが前提といえる。
新加入の則本にも大きな期待がかかる。実績はあっても、再び先発にカムバックするだけに、うまく起用したい。日曜日に先発するプランがあるのは、翌日は試合がないため、早めに継投に入ってリリーフをつぎ込めるからだろう。
則本はコースを狙い過ぎて四球を出したり、追い込んだ後の投球が課題だが、これらを新天地でクリアすれば計算ができる。先発にメドが立てば、大勢、マルティネスが後ろに控える巨人は、阪神を脅かすかもしれない。
岡本が抜けた穴は大きいが、キャベッジの“変化”には目がとまった。打撃練習をする本人にも確認したが、日本の高い制球力、変化球を多投する傾向に合わせて打撃フォーム改造に取り組んでいるようだ。
1年目は左腕で押し込むような打撃だったが、左の軸足に重心を残し、うまく右腕を使って来たボールをさばいていた。低めのボール球を見送る場面が多くなって進化をみせるかもしれない。松本ら新戦力が刺激剤になれば、チームは変わっていく。開幕戦の相手になる阪神の前評判がすこぶる良いが、戦力を整えて対抗したい。(日刊スポーツ評論家)




