阪神は巨人竹丸の緩急がついた投球にうまく対応できなかった。わずか3安打1失点で6回を投げきられました。ストレートのキレが良く、チェンジアップを効果的に使われた。新人で“体感”したことがなかっただけに苦労した結果でした。
阪神先発の村上にとって残念だったのは、4回に浴びた一発です。この回先頭泉口の投ゴロを処理した村上が、ふわっとした一塁送球でアウトにしたのは、個人的にも少し後味が悪かった。単なる凡ゴロでしたが、ちゃんと左足でステップを踏んで投げるべきと思って見ていました。
なにも本人が気を抜いているわけではないのは分かっています。ただぼくがバックで守っていたとしても、野手のほうは、このような軽く見られるプレーは気になるものです。そしてこちらのいやな予感は的中しました。
その直後、4番ダルベックに高めの甘いスライダーを中越え本塁打を浴びてしまった。その前のピッチャーゴロを処理した何げないプレーとの因果関係は分かりません。また結果論かもしれない。しかし残念な失点になってしまったのは確かです。
村上にとっては1回、キャベッジに先制本塁打を浴び、続く2番松本に11球粘られた末の四球も、これが2点目につながったので痛かった。ただ開幕戦に敗れた阪神ですが、この1敗も143分の1だと受け止めれば、切り替えることは容易だと思います。(日刊スポーツ評論家)




