野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は中西清起氏(63=日刊スポーツ評論家)。4月にして阪神独走のにおいを感じ取った。
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やっぱり阪神の戦いぶりが際立ってますね。開幕から5カード連続勝ち越し。ヤクルトみたいに勢いよくスタートダッシュっていう感じじゃなくて、地に足をつけて確実に勝てる試合を拾っている印象。みんな思うんじゃないかな。阪神で間違いないなと。止められそうなところがないんだもん。
私が開幕前の順位予想で2位にしたのが中日だった。昨季13勝12敗とセ球団で唯一王者タイガースに勝ち越した。阪神にとってはちょっと厄介なチームになってくるかなっていう感じもあった。そして新設されたホームランウイングも中日にいいように左右してくるのかなと思っていた。それがどうだろう…。
10日の中日-阪神戦は漫画のような展開だった。2点リードの9回に出てきた中日の守護神松山が4失点と炎上。大逆転負けを喫した。ブルペンが苦しいのは分かる。それは分かるが、松山は左脇腹の筋損傷から復帰してファームで1試合しか投げてない。見切り発車で上げてきて、結局状態が上がらないままマウンドに向かう。そうなると、ああいうことも起こってしまう。
中日がダメなら巨人が追いかけるか。いや、そんな感じにもならないね。14日から巨人は甲子園に乗り込む。巨人はまた先週からローテーションを変えることになるだろう。だが、そこに戸郷の名前も山崎の名前もない。やっぱりこの2人の名前がないとなかなか戦えないと思うよ。(ゼロ封負けを喫した)日曜日のヤクルト戦なんか見ていると打線もそこまで重量感のある打線じゃない。
タイガースもすべてが盤石というわけではないんですよ。ブルペンなんかは石井が不在の影響は間違いなくある。ただ、若い投手をうまく使いながらやっている。調子の悪かった及川をすぐにファームに落とした。シーズンを見据えたマネジメントをしている。
下手すれば昨年よりも2位とのゲーム差が広がるかもしれない。シーズン序盤でそう思わせる状況はちょっとさみしいよね。(日刊スポーツ評論家)




