今年も米アリゾナでキャンプインした日本ハム。選手たちの朝は早い。宿舎ではなくキャンプ施設にあるクラブハウス内で朝ご飯を食べるからだ。早い選手は6時すぎには到着。この時間帯はまだ、夜は明けていない。1日(日本時間2日)のキャンプ初日も同じ。真っ暗な中で球場に到着した選手らは意気込みを語った。

 西川「(キャンプのテーマは)なし。力を入れすぎないように頑張ります」

 清水「キャンプで首脳陣から『変わったな』と思われるように頑張ります」

 大田「(日々の練習では)自分が納得して終われるようにしたい。無理をせず、出来る範囲で頑張ります」

 上沢「緊張はしています。強い真っすぐを投げられるようにしたい。クイックの改善も早くできるようにしたい」

 近藤「(目標は)リーグ優勝を目指して頑張りたい」

 中島「(新選手会長として)自分だけじゃなく、周りも見ていかないといけない。視野を広く。競争なので、レギュラーを取りたい」

 鍵谷「(ブルペン陣で)僕が先頭に立って引っ張っていきたい。いつまでも宮西さんに頼っていてはいけないので」

 宮西「ここまで順調に来られた。リリーフ陣に空いた穴は大きいけど、強い思いでしっかりやりたい」

 清宮「いろんな部分で慣れていければ。(右手親指の骨挫傷のため打撃制限中で)打ちたい気持ちはありますけど、焦らずにいきます。このチームの雰囲気に早くなじみたいです」

 夜が明けた午前7時半すぎにやってきた新主将の中田は「施設も良くて、いろいろある。グラウンドもたくさんあるし、しっかりトレーニングが出来ると思う。個人的にも気を引き締めていきたい。チームとしても、みんなで力を合わせたい。(テーマは)僕だけじゃなく、選手みんながケガなく1日1日を過ごしたい」。

 各選手が、それぞれの思いを持って球春を迎えた。今季、日本ハムは2年ぶりの日本一を目指す。その下地をアリゾナで築き、日本へ戻る。【日本ハム担当 木下大輔】