広島の石原が11日の阪神戦で1000安打を達成した。38歳8カ月は10年オリックス北川(現ヤクルトコーチ)の38歳3カ月を抜いて史上最年長。印象深い1本を聞くと、多くの選手と同じく初安打を挙げた。

 プロ1年目の02年。10月5日のヤクルト戦だった。「消化試合でね。そこから始まっているから」。打ったのは石川から。同学年の左腕だ。「大学時代からよく知ってたよ」。東北福祉大時代には、春先の遠征で石川のいた青学大とよく試合が組まれたという。

 「僕らの年代の選手も、だいぶ減ってきたからね」と同世代の現役プレーヤーが少なくなることに寂しさを感じている石原。それだけに刺激になる存在のようだ。昨年の対戦は5打数無安打だったが、その前2年間は打率3割以上打った。今年はまだ対戦がない。

 小5の時、捕手だった4歳上の兄を追うように三塁手から転向。そこから捕手人生が始まった。プロ通算1000安打は、捕手ひと筋の選手では、球団初の記録だった。他のポジションへのあこがれはなく「やっぱりキャッチャーは特別な感情がある」。まだまだベテランの存在感を発揮してもらいたい。【広島担当 大池和幸】