DeNA三嶋一輝(右)らの合同自主トレに参加し笑顔を見せる女子ゴルファー山口すず夏(2019年1月5日撮影)
DeNA三嶋一輝(右)らの合同自主トレに参加し笑顔を見せる女子ゴルファー山口すず夏(2019年1月5日撮影)

孤独の舞台。そこには、例えようもない緊張感、閉塞(へいそく)感があるだろう。一流だからこそ、共感しあえる領域。プロ野球とゴルフ-。競技は違えど、通ずるものはあるという。DeNA三嶋一輝は「ピッチャーもゴルファーも1人。そういう意味で似ているところは、あるのかなと思う」と話した。マウンド、そしてコース上。誰にも邪魔できない空間がある。

ともに自主トレを行っている18歳の女子ゴルファー山口すず夏(共立女子二高3年)も似たようなことを話していた。彼女は先月25日にプロ転向の手続きを済ませ、今季から米女子プロゴルフツアーに参戦する若きアスリート。「練習で駄目な時も、本番でいい時がある。その逆もある。そういう時の、気持ちの整理の付け方という部分は勉強になる」と言う。

投げるのも、ショットを打つのも自分。誰かがアドバイスはしてくれるが、それはフォローでしかない。三嶋は昨季、中継ぎの一角として60試合に登板した。今季も救援の重要なピースとして期待される。「今年は勝っている試合でヤス(山崎)につなげる役割を担いたい。勝っている試合でたくさん投げたい」。己に打ち勝ち、ヒリヒリとした舞台へまた上がる。【DeNA担当 栗田尚樹】

DeNA三嶋一輝(左端)らの合同自主トレに参加し笑顔を見せるゴルフ女子山口すず夏(左から2人目)。右端は山崎康晃(2019年1月5日撮影)
DeNA三嶋一輝(左端)らの合同自主トレに参加し笑顔を見せるゴルフ女子山口すず夏(左から2人目)。右端は山崎康晃(2019年1月5日撮影)