<ソフトバンク2-4西武>◇4日◇ペイペイドーム
「なんか天国と地獄だね」。試合後、ソフトバンク王球団会長は悔しげに言った。開幕4連勝から一転。チームは5連敗を喫して借金を抱えてしまった。ネット裏の球団室から戦況を見守った。王会長には電光掲示板に映る数字が少しばかりむなしかったようだ。「(ラインアップの打率が)1割台の数字が並んでいるからね」。9安打を放ちながら試合をひっくり返せない。「(味方投手の)四球が多くなるとね。守っている時間が長くなるとどうしてもね」。計7四球を与え、攻守にリズムを欠いた展開をもどかしそうに振り返った。
ここは「忍」の1字。王会長は悲観はしていない。5球団と対戦が1回りするまでなかなかリズムに乗れないのは長年の監督経験からも身に染みている。「(札幌、仙台の)遠征から帰ってくるとね。変わるでしょ。去年も出だしは悪かったから」。柳田も2戦連発、栗原も2本の二塁打、デスパイネも2安打を放った。投打のバランスが取れれば、チームの復調も時間はかからないはずだ。
本拠地で西武に3連戦3連敗。なかなか珍しいと思っていたら、04年8月以来、17年ぶりだった。まだ球団がダイエーだったころだから、ソフトバンク初体験になる。悔しさ募る黒星だが、宿敵の西武には地元福岡で粘りの戦いを演じてきた証しでもあったわけだ。
リーグV奪回した昨年は開幕10試合で3勝6敗(1分け)。今季は9戦で借金1。エース千賀も助っ人モイネロも札幌遠征からチームに合流。6日の日本ハム戦(札幌ドーム)はエース千賀が今季初マウンドに上がる。やはり、他球団から見ればうらやむ戦力にほかならない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】




