ヤクルトのムードメーカー奥村展征内野手(27)が、11月27日の「ファン感謝DAY」を大いに盛り上げました。

同30日の契約更改では150万円増の年俸1200万円でサイン(金額は推定)。9年目の今季は1軍にほぼフル帯同。43試合の出場で打率1割4分6厘、0本塁打、2打点にとどまりましたが、持ち前の明るさと元気で「チームスワローズ」になくてはならないピースとなっています。

試合前の声出しや、はつらつとしたプレーでチームをもり立ててきた奥村が「ファン感謝DAY」でも存分に“実力”を発揮しました。ミニコーナーの「真のムードメーカーは俺だ選手権」では、塩見に優勝を譲りましたが、ゲストの白濱亜嵐のスペシャルライブに「飛び入り」参加し、球団ダンスパフォーマンスチーム「Passion」とともにキレのあるダンスを披露。白濱にとっては予定外の“乱入”となりましたが、息の合ったパフォーマンスでスタジアムを沸かせ、この日最大級の拍手と笑いを受けていました。

そんな奥村ですが、契約更改後の会見では「チームが崩れそうな時に士気を下げていかないとか。そこは自分の中でも意識してやったところ」とムードメーカーとしての役割に手応えを示した一方で、「自分の中では試合に出てなんぼ。野球での評価も勝ち取りたいと思っている」と言葉に力を込めました。

来季が節目の10年目。ムードメーカーとしてだけでなく、「本業」でのレベルアップにも期待がかかります。【ヤクルト担当=鈴木正章】

白濱亜嵐のライブに飛び入り参加し踊るヤクルト奥村(撮影・鈴木正人)
白濱亜嵐のライブに飛び入り参加し踊るヤクルト奥村(撮影・鈴木正人)