これも、代表取材の醍醐味(だいごみ)だと感じた。
侍ジャパンの強化合宿で宮崎に来ている。第1クール2日目の18日、近藤健介外野手(29=ソフトバンク)のバッティングに目を奪われた。フリー打撃を見たが、しっかりヒットした当たりが大半を占めていたからだ。フェンスオーバーはなくても、バットを内側から出して確実に捉えていく。右へ引っ張った当たりが多かったが、外に緩いボールが来たときにはパッと反応し、左前にライナーで運んでいた。外角ギリギリの速い球をカットする場面もあった。
私なんかが近藤の打撃のすごさを語るのは、おこがましい。ファンの皆さんや担当した記者には周知のことだろう。もちろん、私もいいバッターであることは知っている。ただ、昨季まで所属した日本ハムを担当したことはない。打撃練習をじっくり見られたのも、侍ジャパンの担当になったからではある。
本人は「まだまだ状態はあれですけど、実戦の中で課題が見えてくると思います。いろいろと修正していかないといけないかな」と、3月のWBCに向けた調整段階とした。今後、実戦形式の練習が増え、25日からは壮行試合も始まる。
18日は特打も行い、村上、山川というセ、パのホームラン王と一緒にバットを振った。順番を待つケージ裏で話し込む様子もみられた。「バッティングの話をしました。いろんないい選手のバッティングを見て、勉強したい。いろいろ聞きながら、見ながら、成長したいなと思っています」と言った。近藤自身も代表の醍醐味(だいごみ)を堪能している。【侍ジャパン担当=古川真弥】




