赤鬼で若かりし頃を思い出した。3日、巨人の宮崎キャンプで阿部慎之助監督(44)による節分の豆まきイベントが特設ステージで開催された。記者陣の中から選出される鬼役に指名された。41歳。駆け出し時代に先輩からの指名でやって以来、2度目の鬼役だった。
球団が用意している鬼コスチュームを段ボールから取り出し、真っ赤な全身タイツとトラ柄のパンツ、角が生えたカツラで赤鬼に扮(ふん)した。
各社から集った5人の“赤鬼軍団”でステージ下に登場。恥ずかしいような、照れくさいような…。阿部監督から落花生を投げつけられ、それはそれでやや快感だったりもした。想定外に司会者からマイクを向けられ、かみながらも「縁起物。笑うアベには福来る」とアドリブも決めた。
阿部監督は「今日はあれが一番印象に残っているよ。寒い中、ありがとう」と言ってくれた。気分を良くしたのか「今後、退治したい鬼は?」との問いに「虎退治。それを、言わせたかったんでしょ? 鬼退治からの虎退治だな(笑い)」とサービス満点のコメントまでいただいた。
イベント後はカメラマンから鬼役のお礼を言われたり、球団職員からお褒めの言葉をいただいたりと、まさに福が来た。節分の赤鬼で、あの頃を思い出させてもらった。やる気と機動力に満ちあふれた20代を思い起こし、今キャンプ、今シーズンも走り抜けたい。【為田聡史】




