阪神投手陣が、球界で半世紀以上ぶりとなる記録を打ち立てた。それはチームの被本塁打数だ。今季阪神が打たれた本塁打は51本で12球団最少。球界全体で直近の51本以下は半世紀以上前の58年阪急の50本までさかのぼる。「50本台」というくくりにしても12年ソフトバンクの58本以来で、セ・リーグでは56年巨人の57本だ。

本拠地が甲子園ということもあるが、リーグ制覇した昨季でも88本を許しており今年は特に記録的な少なさになった。球団では56年の50本に次ぐ、2リーグ制後2番目の少なさだった。

その56年阪神は130試合で、現在の143試合よりも試合数は少ない。1試合平均に換算すると当時は0・38本で、これまでの2リーグ制後球団最少だった。ただ、今季は平均0・35本とさらに更新した。

投手別ではリーグ最多70試合に登板している桐敷拓馬投手(25)や55試合に登板した石井大智投手(27)が0本。緊迫した展開で投げる投手が手痛い1発を浴びる場面が少なかった。

先発陣も数を少なく抑えた。特に才木浩人投手(25)はチーム最多の投球回を投げながらわずか4本。規定投球回に到達した投手の中でも、中日高橋宏斗投手(22)の1本は別格だったが、それに次ぐ12球団で2番目の少なさだった。

CSへは2位で進出を決めている阪神。ファーストステージでは本拠地甲子園で開催されることが決まっている。迎えるDeNAは今季セ・リーグのカード別でワーストとなる15本塁打を許している。中でも半数近くの7本塁打を許しているオースティンには警戒を強めたい。短期決戦で試合を動かす1発には注意したいところだ。【阪神担当=林亮佑】

阪神桐敷(2024年9月23日撮影)
阪神桐敷(2024年9月23日撮影)
阪神石井(2024年9月23日撮影)
阪神石井(2024年9月23日撮影)