<ソフトバンク3-4楽天>◇17日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクにとっては何ともつらい4月戦線となった。ロッテとの開幕3連戦に続き、本拠地ドームで楽天にカード3連敗。ここまで4月のホーム試合は6試合。戦績は1勝5敗。今カード前まで5連勝と波に乗りかけた勢いも、あっさりとしぼんでしまった。

ホークス前田純と楽天岸の先発が好投を続け、5回までともにゼロ行進。6回裏にベテラン中村が1号3ランを放って先制した。昨年までなら完勝ゲームの展開だったろう。だが、9回に抑え役のオスナが3点を失って痛恨の逆転負け。9回、オスナが同点2ランを許した瞬間、一塁ベンチの前田純の勝ち星は飛んだ。6回101球、楽天打線を散発4安打無失点に封じ込んだ好投も報われない。ガックリとする前田純だったが、9回裏も一塁ベンチ前で懸命に打撃陣に声援を送る姿は何ともけなげではあった。

前田純もそうだが、今季の「初白星」を手にできなかったのは先発マスクをかぶった渡辺も同様だった。前田純、杉山と7回までゼロ封のマウンドをアシストしたものの、8回に松本裕が1点を許すと、9回はオスナが3失点。マスク越しに屈辱の打球を見送るしかなかった。渡辺にとっては10日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に続き、今季2度目の先発マスク。3年ぶりのスタメン出場となった敵地大阪での試合では先発前田純ら計8投手を好リード。延長12回の引き分けに終わってしまったが、1失点と好調オリックス打線を封じていた。打撃でもマルチ安打を放って気を吐いた。「次は勝てるように頑張ります」。そう言って臨んだ1週間ぶりのスタメン起用だったが、暗転してしまった。

チームを勝利に導けなかった悔しさはさらに募っただろう。捕手の宿命と言ってしまえばそれまでだが、次こそ、しっかりと「白星」を手にしてもらいたいものだ。【佐竹英治】

ソフトバンク対楽天 選手交代を審判に告げベンチに引きあげる小久保監督(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対楽天 選手交代を審判に告げベンチに引きあげる小久保監督(撮影・梅根麻紀)