大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。
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ドジャースのロバート(通称ボビー)・ミラー投手(24)は昨年メジャーデビューし、いきなり11勝を挙げた。将来を嘱望されている若手先発右腕だ。
20年ドラフト1巡目指名を受けると、近年、育成能力が高く評価されているマイナー組織で2年間育った。昨年5月23日にブレーブス戦で初登板し、5回1失点で初勝利。同29日の次回登板で2勝目を挙げると、8月まできっちり月間2勝ずつを稼いだ。9月は初めて3勝するなど、上り調子で公式戦を締めくくった。
ミラーが最も注目された試合は10月9日、ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第2戦だ。ド軍はレギュラーシーズンを100勝62敗。ナ・リーグ西地区で2位ダ軍に16ゲーム差をつけ、ぶっちぎりで優勝した。プレーオフ初戦はエースのカーショーが先発も、わずか1死しか取れずに6失点。2-11と完敗していた。5戦3勝方式のトーナメント。どうしても負けられない試合に、ルーキーながら常勝軍団の看板を背負って先発した。
ミラーは登板前に「物事が深刻になり始めた時、試合を加速させずに、少し立ち止まり、マウンドから1歩引いて、深呼吸して精神的に心地よいものを見つけて自分を励ます。ここにいることは恵まれている」と話していた。だが、緊張から逃れられなかった。
先頭打者に四球を与えると、2番打者にバント安打を許した。リズムを崩すと、甘く入った100マイル(約161キロ)の直球を次々に捉えられ、1回2/3を4安打3失点で降板した。「肉体的にはベストだと感じていた。少し浮足立って、投げ急いでしまった」。ポストシーズン初登板は経験不足が露呈し、チームは連敗。次戦も敗れ、まさかの地区シリーズ敗退となった。
196センチの長身から投げ下ろす投球パターンは、まさにドラ1らしい本格派だ。直球とシンカー(ツーシーム)の速球系が、投球のほぼ5割を占める。次いで多いのは縦割れカーブで18・5%。緩急を使って打者を攻める姿は、同僚となる山本由伸をほうふつさせる。ローテーション入りが確実な投手では年齢が山本と最も近く、よき相談相手にもなりそうだ。
活躍が認められ、今季から背番号が70から28に変わる。昨季は故障で出遅れたため、開幕メジャーとなれば初となる。1年前、メジャー経験がなかった右腕。酸いも甘いも経験し、2年目はローテーションを守り切ることが期待されている。【斎藤直樹】
◆ロバート・ミラー 1999年4月5日、米イリノイ州生まれ。マクヘンリー高ではオリオールズからドラフト38巡目で指名されたが、ルイビル大に進学。20年ドラフト1巡目(29位)でドジャース入団。21年は1Aと2Aで合計2勝。22年は2Aと3Aで合計7勝。好物はステーキとピザ。196センチ、99キロ。右投げ左打ち。家族は両親と3きょうだい。年俸72万ドル(約1億440万円)。







