4年ぶり9度目の甲子園を目指す習志野が、2年ぶりの決勝へ駒を進めた。

 今夏から背番号「1」を背負う、エース左腕の深田慶太郎投手(3年)が4安打2失点無四死球で、9回を投げきった。110キロ台のカーブを有効に使い、13の内野ゴロを打たせた。8回には連打と犠牲フライで2点を失ったが、「スタミナは問題なかった」と9回も続投し、122球の熱投を見せた。

 打っては初回2死一、三塁で5番八木佑馬内野手(3年)が右前へ先制適時打。2回には3本の内野安打に相手の暴投と失策も重なり3点、3回にも1点を奪い、試合の流れをつかんだ。

 4年ぶりの甲子園へあと1勝とした小林徹監督(53)は「後半ばたばたしてしまいましたが、いつも通りの野球ができました。前半の5点が大きかった。昨日まで1年生が目立っていたので、今日は3年生がよくやってくれた。本当に多くの人が応援してくださっているので、優勝して恩返ししたい」と26日の決勝へ意気込んだ。