全国最多36度目出場の北海(南北海道)が高校野球100年の記念すべき年に91年ぶりの開幕戦勝利を挙げられず、初戦敗退した。

 鹿児島実に19安打を浴び、18失点で大敗を喫した。先発の背番号8、山本樹(いつき、3年)は1回に暴投や捕逸などバッテリーミスが重なり2失点と苦しい立ち上がり。3回途中4失点でマウンドを降り、中堅へ。3-5で迎えた5回、2番手で救援していた背番号1の渡辺幹理(かいり、3年)、3番手の背番号10の大西健斗(2年)、再登板した山本がこの回8安打を集中され10点を献上した。

 3回に4番鎌仲純平主将(3年)が右中間に今大会第1号となる2ランを放つなど意地を見せたが、及ばなかった。

 8強入りした94年以来、夏21年ぶりの初戦突破はならなかった。平川敦監督(44)は「初回になんとか0点に抑えて先取点を取りたいと思っていたけど、残念で悔しい気持ちです」と肩を落としていた。