九州国際大付が大阪偕星学園との壮絶な点の取り合いを、サヨナラで制して16強入りを決めた。

 大阪偕星学園は1回表、1番姫野が左前打で出塁。その後2死一、二塁とし5番岸の左前適時打で先制。6番福田の三塁への適時打で2-0とした。

 大阪偕星学園は3回表、1死から5番岸、6番福田が連続死球で一、二塁とし7番浜口が中堅への2点適時二塁打で4-0とした。

 九州国際大付は3回裏、1死満塁のチャンスを作り、2番山口の中犠飛で1点を返した。なおも2死一、二塁で3番岩崎が左中間へ3点本塁打を放ち一気に4-4の同点とした。

 4点差を追いついた九州国際大付は5回裏、無死一、三塁から2番山口の右犠飛で勝ち越しに成功。なおも1死一、二塁の場面で4番山本が左翼へ3点本塁打。8-4とした。

 大阪偕星学園は直後の6回表、2死一、二塁の場面で5番岸の中前適時打で5点目。なおも2死満塁とし、7番浜口の押し出し四球で6点目を挙げると、続く8番光田の左翼への2点適時打で8-8の同点とした。

 4点差を追いついた大阪偕星学園は7回表、1死走者なしの場面で1番姫野が左翼への本塁打を放ち9-8と勝ち越しに成功。

 九州国際大付は7回裏、2死走者なしから4番山本がバックスクリーンへ2打席連続となる本塁打を放ち再び9-9の同点とした。

 九州国際大付は9回裏、先頭の9番富山が一塁手の失策で出塁。1番吉井の際にパスボールで二塁。吉井が犠打で送り1死三塁とした。続く2番山口が中前へサヨナラ適時打を放った。

 ◆九州国際大付(私立=2年連続6度目)1958年(昭33)私立八幡大付属として男子部開校。89年に現校名。10年から共学。普通科のみで生徒数1703人(女子752人)。野球部は58年創部で部員数70人。春は2度出場し11年準優勝。夏6度目。OBはソフトバンク二保旭ら。所在地は福岡県北九州市八幡東区枝光5の9の1。伊東正和校長。