九州の名門、鹿児島実が5年ぶり9度目のセンバツ切符に沸いた。昨年、学校創立100周年で出場した夏に続いて2季連続の甲子園。吉報に宮下正一監督(43)は「100周年をしめくくることができる。今日くらいは選手に喜ばせてあげるが、明日からは厳しく練習していきます」と気を引き締めた。

 主将で4番の綿屋樹(いつき)一塁手(2年)は「ひとつでも多く勝って出場するからには優勝したい」と本番が待ち遠しい様子だった。

 昨年秋の九州大会では4強。準決勝では準優勝した海星(長崎)に惜しくも1点差の惜敗。

 過去センバツでは96年に優勝した経験のある強豪が、再び頂点を目指す。