末っ子捕手で東北大会に王手をかけた。日大東北・鈴木大資捕手(1年)が公式戦初先発。好リード&先制打を含む3安打1打点で船引に4-1で勝利した。

 次男坊は年上を乗せるのがうまい。バッテリーを組むのは2年の大和田誠人投手。初のスタメンマスクに加え、相手は年上。「先輩たちみたいにうまくリードができないので、できるだけ気持ちよく投げてもらおうと思った」と気だての良い妻となった。ミットから快音を響かせ捕球。声を出して士気を高めた。大和田が「気分が乗って気持ち良く投げられた」とカーブを効果的に使い、5回1失点に導いた。打っては2回1死一、二塁から先制適時打。内助の功で貢献した。

 実生活では姉、兄がいる末っ子。兄・偉大(たけひろ)は同校3年で一塁手だが、スタンドで応援隊長的な役割を務める。「小さい頃はすばしっこくてヤンチャだった」と振り返るが、弟の活躍にちょっぴり悔しそうだ。そんな2人の関係に石田崇人主将(3年)は「大資は偉大の弟と注目されて、重圧に負けずに練習試合で打ってアピールした。気持ちも強い。だから偉大も頑張ってもらいたい」とハッパをかけた。チーム唯一1年生メンバーの働きで準決勝進出。かわいい年下の突き上げがチームを活性化させる。【島根純】