3年連続夏の甲子園へ、気を引き締め直した北海が好スタートを切った。攻守がかみ合って札幌北陵に5回コールド勝ち。昨夏の甲子園準Vに貢献した主将の佐藤大雅捕手(3年)は、背番号が2から12に変更となり戦った。

 昨秋から2季連続地区予選で敗退。93人の部員をまとめる主将は必死にけん引してきたが「周囲が見えなかった」と反省した。2年春から背番号は2。それだけに今回の背番号は驚いたというが「12は(平川監督から)まだまだもっとできる、というメッセージだと思います」と受け取った。昨年は「3年生に迷惑をかけたらどうしよう」という重圧があった。ラストサマーに向けて「失うものは何もない。目先の試合に集中するだけ」と声を弾ませた。