みちのくの熱い夏が開幕した。福島では安達が8回コールド、9-2と福島南を一蹴し開幕戦を飾った。
安達の4番鈴木智仁主将(3年)が先制打を含む3安打3打点の活躍で2年連続の夏1勝を挙げた。初回1死一、三塁では外角のカーブを左前に運び先制。2回2死二、三塁でも2点中越え二塁打を放って追撃した。「最初の打席は大きいのを狙いすぎて泳がされたけど、2打席目からはしっかりとつないでいけた」。昨夏は3勝を挙げたが、一転して新チームは秋と春の県大会出場を逃していただけに、格別の開幕戦勝利だった。
コンビ結成6年目の熟練の味が出た。捕手の鈴木はエース右腕大内柊平(3年)と小中高の同級生。二本松一中からバッテリーを組み、昨秋に鈴木が左翼から本職の捕手に戻って、再びタッグを組んだ。この日はバットの援護だけでなく守備でも2度盗塁を刺してアシストし、2失点に抑え込んだ。お互いを「ともひと」「しゅうさん」と呼び合う仲でつかんだ集大成の勝利に大内柊は「自分が投げやすい球を要求してくれるからやりやすい」と相棒を絶賛。鈴木も「最高の舞台で勝ててよかった」と胸をなでおろした。
10日の2回戦は帝京安積とぶつかる。鈴木は「2年前の夏に負けた相手。自分たちが先輩のリベンジをできれば」。鈴木と大内柊の熟練バッテリーの熱い夏はまだまだ続く。

