東海大福岡は「お家芸」の逆転勝利で1点差ゲームをものにした。
初回に2点を先制されたが、5回、7回と1点ずつを奪うと8回に4番遠藤秀斗外野手(3年)の適時打で勝ち越しに成功した。杉山繁俊監督(60)は「昨年秋から逆転するうちのパターンではあったが、センバツを経験したことで先制されても焦ることなく落ち着いていた」と夏のヒヤヒヤ発進にも手応えを口にした。
先発の安田大将(だいすけ)投手(3年)が、2回以降は無失点に切り抜け逆転のお膳立てをした。「初回は打たれての2失点(スクイズと失策)ではないので気持ちは切り替えられた。それでも夏は甘くないなと思った」。決勝打の遠藤は、センバツ後の春の九州大会初戦でコールド負けし「チーム内に少し気のゆるみがあった。監督から『春の山は終わった。今度は夏の山を登ろう』と言ってくれてみんなが引き締まった」と振り返った。春夏連続を目指し、ピリリとしまった東海大福岡ナインが、実力を発揮するのはこれからだ。【浦田由紀夫】

