筑陽学園が快勝発進だ。

 巨人杉内にあこがれる最速141キロ左腕、大畑功士郎(2年)が7三振を奪う3安打完封で初戦突破に導いた。

 緊張から立ち上がりは不安定だった。だが「真っすぐ主体で押して思うような球が行くようになった」と3回から復調。試合1週間前に大役を伝えられた背番号10は「自分が投げる試合は全部0点に抑えたい」と気合十分だった。

 江口祐司監督(54)は「落ち着いて投げていた。収穫ですね。これで勢いがついてくれれば」と期待する。ドラフト候補のエース古川修投手(3年)を温存できたことは大きい。