「打倒大濠」は俺たちが実現する! 今春の福岡大会王者の九産大九州が、猛打爆発でコールド勝ちした。初戦の2回戦はスクイズの1点のみだった打線が、9番堀内尊史内野手(3年)の3ランを含む12安打12得点。序盤の苦しい展開にも打ち勝って4回戦にコマを進めた。
4回、2点を奪って4点リードとしてなお2死一、二塁。コールド勝ちを決定づける堀内の3ランは公式戦初アーチ。「初戦(2回戦)は2三振だった。今度は打ってやろうと思っていた」と胸を張った。この日12安打中、5番以下で10安打8打点。下位打線の爆発で層の厚さを見せつけた。「初戦は吉田が頑張ったので次はぼくらの番だと思っていた」と下位打線奮起を象徴する堀内も興奮気味だった。
昨秋県大会4回戦で福岡大大濠に敗れた。今年の春はセンバツ出場の福岡大大濠、東海大福岡抜きの県大会で優勝。主将の原田恒太朗外野手(3年)は「速い球に対応できるように練習してきた。(福岡大)大濠と対戦するまでは負けられません」。昨秋の借りを返すためにも、打線爆発は「自信になりました」と手応えを感じていた。
森崎哲哉監督(58)は「夏は打線が打たないと勝てない。次につながる試合だった」と初戦はスクイズの1点のみだった打線の「覚醒」に目を細めた。「救援した村上が無失点で抑えたのが大きかった」(森崎監督)。投打にレベルアップした春の県王者が、夏王者へと駆け上がる。【浦田由紀夫】

