12日に優勝候補の一角、花巻東が3回戦で姿を消した。準決勝での対戦が予想された盛岡大付の多くの選手が、それを歓迎するムードがあったという。翌13日の朝のミーティングで、関口監督が一喝した。「君たちが喜んでいるのなら、大会は終わりだろ。明日はわが身。最終的に立つところはどこなんだ」。目標の甲子園へ、一気にチームが引き締まった。
クリーンアップ3人に1発が出た。高校通算本塁打を58本に伸ばした植田は「平松に頼っていては夏は勝てない」と、登板ブランクのある右腕を助けたい一心でバットを振り抜いた。チームは3試合連続コールド勝ちの2桁安打。計30得点と打線は破壊力を増す。
比嘉主将は「まだ優勝したわけではないので」と手放しでは喜ばなかった。それでも関口監督が「正直、大一番と思っていた」と明かした難敵に完勝。平松の投球にめどが立ち、甲子園で計6試合に登板している三浦瑞も控える。夏連覇、岩手史上初の3季連続甲子園出場へ、投打に盤石の態勢が整った。【久野朗】


