岩手では優勝候補筆頭の盛岡大付が、難敵・一関学院に7回コールド、7-0と完勝した。3回に主将の4番比嘉賢伸内野手、5番松田夏生捕手(ともに3年)の2者連続本塁打。7回は主砲の3番植田拓外野手(3年)に高校通算58号が飛び出した。先発した背番号9の右腕平松竜也(3年)は4安打完封と、投打がかみ合った。昨夏決勝と同カードを制して8強入り。岩手史上初の3季連続甲子園出場へ、大きく視界が開けた。

 気の緩みがなくなった盛岡大付が、投打に力の違いを見せつけた。昨夏の決勝で1-0と辛くも振り切ったライバル一関学院を、コールドで退けた。関口清治監督(40)は「出来すぎ。流れを引き寄せたのが、こういう点差になった」と驚いた表情を見せた。

 その流れをもたらしたのが平松だ。打撃では2回に先制打を放った。右肩に不安があり、高岡商(富山)との今春のセンバツ1回戦以来、約4カ月ぶりの公式戦登板。最速144キロの速球とスライダーを武器に、三塁も踏ませぬ完封に「この舞台で投げることができてホッとしている」と安堵(あんど)した。エース左腕三浦瑞樹(3年)との継投を考えていた関口監督は「思いのほか良くて」と、1人で投げ抜いたことにも驚いた。