県内最高齢監督の船川誠監督(67)が率いる城南静岡を、最年少監督の勝又健太監督(25)が指揮する沼津東が破った。

 6点差で迎えた7回表1死三塁、勝又監督は、渡部陸人主将(3年)を代打に送り出した。指揮官が「勝負どころで活躍してくれる」と信頼する渡部は、初球を左前に運んで1点を追加。7回コールド勝ちを呼び込んだ。

 同じ早大卒で船川監督とは42歳差。自身は今春に就任したばかりで、勝又監督は「胸を借りるつもりで戦いました。投手と野手の連係がしっかりしていて、こちらが見透かされているようでした」と振り返った。

 一方、昨春に就任後、夏未勝利の船川監督は「沼津東は攻守のバランスが取れたいいチームだった。(城南静岡は)このままじゃ終われない。守りきれるチームを作りたい」と、早くも新チームを見据えた。