春夏連続の甲子園を目指す第2シード静岡が、7-2で浜松北を破った。エース池谷蒼大投手(3年)が、自己最多の18奪三振で完投勝利を飾った。

 池谷がテンポよく投げ込むと、浜松北のバットが面白いように空を切った。直球最速は140キロで低めのチェンジアップが効果的に決まった。結果、2回先頭打者からの6連続を含む毎回の奪三振。頼れるエースは「三振は意識しませんでしたが、直球も変化球もバランスが良かった。今日は65点です」と笑顔で話した。16日の浜名との2回戦に続く完投に、栗林俊輔監督(44)も「春に比べ投げる体力がついてきた。連投しても大丈夫ですね」と納得の表情を浮かべた。【鈴木正章】